鉄道擬人化図鑑
[新幹線車両]

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0系新幹線「ひかり」

 1964年(昭39)に登場した初代新幹線車両。200km/h以上での営業運転を世界で初めて行った。「ひかり」、「こだま」として長年に渡り活躍するが、2008年(平20)秋に引退の予定。

0系新幹線「ひかり」0系新幹線「ひかり」
撮影:恵知仁

新幹線。世界初の高速鉄道として新たな地平を切り拓き、長年活躍する。

生活感が少ない。格が高く、フォーマルな方向。革新的で華があり、リーダー的。

1964年(昭39)の東京オリンピックに合わせて誕生。戦後日本における新時代、未来の象徴。 未来を描き導いていく、人々から憧れや尊敬を集めるカリスマ的存在。スタイルは古め。
とはいえ革新技術の詰め合わせではなく、既存の技術を煮詰め、速さと安定を両立。 能力が高く天才肌にも見られるが、実は努力家。革新性と保守性を合わせ持ち、バランス感覚がよい。
任務は、「高速大量輸送機関」として日本の大動脈を担うこと。普通車とグリーン車、食堂車、ビュフェを連結する、当時の新幹線として一般的な構造。汎用性が高く、特に豪華だとか娯楽性に富むことはない。 ある程度の格はあるが、機能性や合理性、効率が優先。マジメ。現実的。
丸みを帯びた愛嬌のある姿だが、それは21世紀から見たらの話。登場当時、その航空機のようなフォルム、白い車体は斬新で、未来的なカッコイイものだった。 基本的な性格は、未来を見つめる眼差しと実現への気概を持った、凛々しく芯の強いもの。とはいえ張り詰めているわけでなく、愛嬌もあって慕われる。

鉄道新時代を切り開いた新幹線の祖。高い能力と汎用性、安定性を持ち、長年活躍する。丸いスタイルも当時最先端。 高い能力とバランス感覚、強い意志で、着実に前へと進むカリスマリーダー。愛嬌もあって慕われる。
0系新幹線「ひかり」 0系新幹線「ひかり」
撮影:恵知仁
名前 光零子(ひかり・れいこ)
(愛称と形式から)
性別
性格  マジメで芯が強く、着実に描いた夢を現実にする。とはいえ冒険はしない。革新的でもあり、保守的でもあり、バランス感覚に優れる。
 またそのように凛々しいと思えば結構柔和で、かわいいところも。人に好かれ、頼られるリーダー的存在。
外見  よそ行きのスーツ。華はあるが、派手だったり特に個性的になることなく、機能性の高いもの。
 また凛とした強さ、美しさのなかに、かわいらしさも滲む。丸顔でどんぐりまなこ。
 全体的に誕生した昭和30年代っぽく。
好み 【好き】SF小説、経済書、オリンピック、料理
【嫌い】雪、雨
作者のひとこと
 男性で丸さ、愛嬌を出していくと幼くなりがちで、0系が本来持つ「強さ」と両立しにくいため、女性にしました。イメージとしては同じ昭和30年代、同じく「新しい日本」の到来を印象づけたやんごとないお方のような、柔和でいて凛とした存在感と華、です。また写真は、2008年(平20)の塗色復活時に撮影。

0系新幹線「こだま」(リニューアル車)

 JR西日本の0系は、たびたび改造やリニューアルを受けながら長く活躍。2002年(平14)にはグレー系のクールな塗色となり、山陽新幹線区間で「こだま」として走行する。しかし、2008年(平20)秋に引退の予定。

0系新幹線「こだま」0系新幹線「こだま」
撮影:恵知仁

2002年(平14)にリニューアルされた0系。

基本的な性格、方向性は光零子時代と同じだが、最近の感覚を取り入れている。

第一線からは引退し、「こだま」用として活躍。塗色はクールに。 経験を積んで落ち着いた。後進に道を譲り、昔ほどの存在感はない。一歩引いて見守る立場。
16両から6両に短縮され、残るのは普通車のみ。とはいえ座席は2人+2人というゆったり形に。 全体的にあっさりしたが、それなりの格は今もなお。
0系新幹線「こだま」 0系新幹線「こだま」
撮影:恵知仁
名前 木霊零子(こだま・れいこ)
(愛称と形式から)
性別
性格  基本的には、光零子時代と同じ。ただ、人生経験を積んで落ち着き、少しクールになった。
外見  グリーン車は消えたものの、ゆったり形になったので華や格はあまり減らず、基本的には光零子時代と同じ。ただ髪型がサッパリし、スカートも短くなり、軽快な感じであかぬけた。でもやっぱり、どこか古い。
好み リニューアル前と同じ。料理は最近ごぶさた。
作者のひとこと
 これに乗ったとき、車内に往時の塗色&富士山背景の写真が飾られていたのには、感慨深いものがありました。今なお気高く誇りあふれた新幹線の母、0系。

鉄道擬人化「Rail-G Station」 [製作]恵知仁 [初出]2005年3月15日 [改訂]2008年9月20日