鉄道擬人化図鑑
[新幹線車両]

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100系新幹線「ひかり」

 1985年(昭60)に登場した、東海道・山陽新幹線で2番目の営業用車両。2階建て構造を新幹線で初めて実現した。

100系新幹線「ひかり」100系新幹線「ひかり」
撮影:恵知仁

新幹線。

生活感が少ない。格が高く、フォーマルな方向。

2階建て車を初連結し、展望食堂車やグリーン車、個室、カフェテリアなど多彩に活用。新幹線に豪華さ、楽しさを創出する。赤字や分割民営化で揺れていた当時の国鉄が、これでイメージアップを狙った意図も。 豪華さや娯楽性、ゆとりへの志向が強く、普通とは違う何かがありそうな雰囲気を持つ。華がある。他人に見られることを強く意識。社交的でもてなし上手。
とはいえ基本的な任務は、「高速大量輸送機関」として日本の大動脈を担うこと。一定の汎用性を持っている。 とはいえ「遊び人」というわけではなく、根は結構しっかり者。羽目を外すことはない。
切れ長のヘッドライト。シャープなスタイル。2階建て車両を連結。 切れ長の目を持ち、クールな雰囲気。いい体格をしているが、その割にスマート。

基本的な機能を確保しつつ、ハイグレードさ、新幹線に乗ることの楽しさを創り出した車両。シャープなスタイル。 やることはしっかりやりつつ、人生を楽しむことを大切にしている。品があって社交的。鋭くクールな雰囲気。
100系新幹線「ひかり」 100系新幹線「ひかり」
撮影:恵知仁
名前 光百太郎(ひかり・ももたろう)
(愛称と形式から)
性別
性格  上品でクールなお兄様。仕事は確実にこなしつつ、余暇や遊び、ゆとりを大切にする。生きることを楽しむ姿が魅力的で、人をひきつける。社交的で、彼がいると自然と場が華やぐが、騒々しいことはない。
外見  1980年代登場らしい、肩幅が広いダブルのスーツ。凝っていて華があるが、派手だったり下品ではなく、基本的に機能性が高いもの。
 切れ長の鋭い眼差しは、流し目が得意。クールでちょっとお高い雰囲気。体格がよいが背も高く、スマート。
好み 【好き】インテリアコーディネート、プライベートな空間、見晴らしの良い場所、映画、ワイン、料理
【嫌い】暗い空気、貧乏、詰め放題
作者のひとこと
 ハイグレードでゆとりのあるこの車両が活躍したのは、ちょうどバブル景気の時代。当時、華やかに仕事をしていた「ヤンエグ」と方向性が上手く重なるので、それもイメージしました。また名前は、あえて単純なものにしています。岡山も通るし。

100系新幹線「こだま」(リニューアル車)

 JR西日本の100系は、リニューアルを受け長く活躍。塗色もグレー系のクールなものとなり、山陽新幹線区間で「こだま」として走行する。

100系新幹線「こだま」100系新幹線「こだま」
撮影:恵知仁

2000年(平12)にリニューアルされた100系。

基本的な性格、方向性は光百太郎時代と同じ。

第一線からは引退し、「こだま」用として活躍。塗色はクールに。 経験を積んで落ち着いた。後進に道を譲り、昔ほどの存在感はない。一歩引いて見守る立場。
16両から6両・4両に短縮され、2階建て車両も今はなく、残るのは普通車のみ。とはいえ座席は2人+2人というゆったり形に。 全体的に落ち着き、あっさりした。たが、それなりの格は今もなお。
100系新幹線「こだま」 100系新幹線「こだま」
撮影:恵知仁
名前 木霊百太郎(こだま・ももたろう)
(愛称と形式から)
性別
性格  基本的には、光百太郎時代と同じ。ただ人生経験を積んで落ち着き、昔ほどのハイグレード志向、華やかさは無くなった。
外見  特徴だったハイグレード設備がほとんど無くなったため、全体的にシンプル、普通に。とはいえゆったり形になったので、華や品はそれなりに残っている。髪型も少しあっさりと。
好み リニューアル前と同じ。ただどれについても、かつてほどの熱心さは無くなった。
作者のひとこと
 元々、華やかさが売りな車両だっただけに、短くなった100系には切なさを特に覚えますね……。擬人化キャラも往時の面影を残すものの、おとなしくなりました。

鉄道擬人化「Rail-G Station」 [製作]恵知仁 [初出]2005年3月25日 [改訂]2008年9月28日